漁火見える丘ありて 感想文 5
大変素晴らしい舞台を有難うございました。三浦さんは、八高(八中)、早田の六年先輩で一杯やる機会もありました。当時は軍国主義の日本が敗れ戦後民主主義が謳歌された時代。個人の自由が何よりも大事で「家」などは封建的と軽視された風潮の時代。そんな時代に三浦さんは「家」と「血」の重荷に苦しみながらも決してそれを否定しなかったのです。むしろ、その重荷を背負いながら、それを文学に昇華させていったのです。「忍ぶ川」などはその見事な結晶でした。「漁火見える丘ありて」の見事な舞台で、あの頃を思い出し涙を流しました。
三浦さんの人生譚に止まらず時代を的確に描いた脚本の奥深さ。感動しました。当時都会では新しい時代の到来に歓声を上げていましたが地方では本当に大事なものを見極めようとしていたのでした。今、日本は少子高齢化に苦しんでいます。それは「個人」の時代の結論であると思います。生命を守り生命を継承していくことの大切さ。それは地方の役割のように思います。「安藤昌益」も反権力的な主張が注目されますが、私は生命の継承を何よりも大事に思った地方人の見事な人生だったと思います。その意味で大舘さんの方言の表現に地方人の魂を感じました。
今、世界中で多くの生命が無残に奪われております。それも、かつて中国大陸で日本人も体験しました。舞台は、現代を見事に語っています。佐々木さんの脚本・演出で八戸から見た100年の 世界の歴史/日本の歴史 を見事に提示されていると思いました。本当に感動でした。ありがとうございました。 市内 新井田 T・K 様
今の自分の心境に近い作品で明日からまた頑張って行こうと背中を押してもらいました。三浦と立花との楽しいやりとり、山崎夫婦や三浦の家族、主任先生どの役も素敵でした。 40代 O 様
とても素晴らしかったです。三浦先生の生い立ち再認識し、作品を再度読み返したいと思いました。今後とも、楽しみにしております。 70代 主婦 様
私の父が白銀中在学中三浦先生に、英語を習ったそうです。しかし、三浦先生の廻りには女子生徒やバスケットボールをやる生徒が集まっていて父はあまり接点がなかったようです。そんな話を父は私に「東京帰りだすけ珍しがられでらったのせ」と話していました。今思えば父は三浦先生に「やきもち」やかねでいだのでしょう。別の女性からは「楽しい英語の授業でした」とも聞きました。今日の舞台を観てまさにこんな先生だったんだろうと思いました。三浦先生の著作で拝読したエピソードが沢山出て来て楽しかったです。 60代 A 様
八戸の浜育ちの私はとても面白く心に残る劇でした、ありがとうです。これからも楽しみにしております。 60代 会社員 様
初めて見にきました。とても良いお芝居でした。あったかい八戸弁、懐かしかったです。この彼岸の最中に、亡くなった両親を思い出しました。また来たいと思います。50代 会社員 様
南部弁がなつかしかったです。三浦先生の本を読みたいと思いました。とても良かったです感動しました。 60代 A 様
今の時代にマッチ。戦争は終わっていない。戦争の裁判は今日もやってました。 70代 主婦 様
自分は金田一村で暮らした。いつも思い出してるのは、貧乏育ちで「だんじゃ」の旦那様にお世話になった事。忘れません、83歳になります。これからも楽しみにしています。ありがとう御座います。 市内新井田 S・T 様
劇団やませのホームページ http.//yamase.mimoza.jp
最近のコメント